「ぐみの木と小鳥」という読み物教材をもとに、「親切、思いやり」について考える授業でした。ぐみの木の友達のリスさんが、ある日パッタリ姿を見せなくなりました。心配したぐみの木に頼まれて、小鳥さんが様子を見に行くと、リスさんは病気の様子。2日目も小鳥さんは見舞いに行き「また、明日来るね。」と約束したのですが、3日目は激しい嵐。小鳥さんはぐみの木の枝にとまったまま、空を見つめて、じっと考えています・・・。

 「自分が小鳥さんだったら、どうするかな。」という発問で子どもたちは、「リスさんのところに行くよ。」「やっぱり、おそろしくて行けないよ。」と、自分ごととなって、意見を出し合っていました。

 自身の道徳的な価値判断に基づいて、友達と議論を通し、さらに深い道徳的な価値に触れる。特別の教科「道徳」のねらいを追究した授業でした。

 最後に、これから日頃の身近な生活で友達に優しくできたら「ぐみの木カード」を書き、「親切の木」に貼って教室に掲示していくことをみんなで確認し、授業を終えました。